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2019.12.02

~山形へ~1054km1人旅:#3またまた大ピンチ!「パソコンはあったけど、使えない!!!」

 「山形ではなく秋田に到着」「商売道具のパソコン紛失」「乗り間違え&寝過ごして到着が5時間遅れ」など、予想外の事件が満載だった1日め。

源泉かけ流しの温泉にゆったりと浸かり、「明日は日本海を眺めながら、昔の文豪みたいにホテルでゆったりと仕事をしよう」と決意する。

・・・が、しかし!

ポケットWifiを入れようとするが入らない!!つまり、“ネットが使えない=仕事ができない”という、緊急事態に直面!

部屋の中で場所を変えても、1階のロビーに行ってもダメ。スタッフの方に尋ねると、もともと建物の構造上Wifiが入りにくいらしい。いや、松宮のポケットWifiが入りにくいのかも・・・。

・・・今日の19時に締切があるのに!!!「どうしよう?どうする?どうしよう・・・・」

「とにかくwifiが入る場所を探し、原稿を完成させて締切に間に合わせるしかない!」と、わかりきった結論を出す。

とりあえず今はどうしようもない。早く寝て朝から動こう。

・・・翌朝。日の出(ネットでチェック)時刻に合わせて起床。


部屋は「日本海の目の前「」という絶好のロケーション!


徐々に明るくなっていく日本海を「ただただ眺める」。・・・ああ、なんという贅沢なんだ!!!



「ボーっと海を眺める」という、贅沢なひととき


・・ああ・・・蒼い日本海が見えた!


ただ海を眺めているだけなのに、しあわせを感じるのはナゼだろう?

ずっと写真を撮影していたら、いつのまにか「お腹が空いてる!!!」

昨日あれだけ食べたのに!まったく胃もたれしていないのが不思議。

と、ここでスタッフの方が食事を持ってきてくれる。「今日はお出かけになりますか?」「ランチはどこで召し上がります?」「この近くだと、歩いて行けるのは・・・」と、食事の心配をしてくれ、感激!こちらが尋ねる前に聞いてくれるのだ。
なんて親切なんだろう・・・。

「昨日あれだけお腹いっぱいだったのに、全然胃もたれしなくて。本当に不思議ですね!」と松宮が言うと、「みなさんそうおっしゃるんですよ」とスタッフの方。やっぱり!ボリュームがありながらも胃もたれしないよう、一品一品考えられて作られているのが伝わってくる

相変わらず地元の幸満載!であっという間に朝食は完食(写真は撮り忘れた)。

朝食を食べ終えてスタッフの方にいただいたマップを見ていると、近くに温泉神社なるものを発見!
散歩がてら行ってみることに。

迷わないように近くの観光案内所で道を尋ねる。すると「本当に行くんですか?」「すごい坂ですよ?」と男性。

うっ・・・決意を試されている!!!

一瞬ためらうが「い、行きます!!!」と答える松宮。

マップを片手に恐る恐る歩く。が、「ホテルから5分ほど」と聞いたのに・・・案の定、たどり着けない。

道を尋ねたいが、車社会なので誰ともすれ違うことはない。
同じ道を何度も行き来していると・・・





あった!あった!何度も通り過ぎていたところにあった!

「そんなにスゴい坂なのかな・・・」とドキドキしながら上っていくと・・・


「学校坂喜兵衛の井戸」に到着


昔の小学生はこの井戸から水をくみ、使っていたようだ


どんな気持ちで桶に水をくみ、運んでいたんだろう。「慣れてるからなんともないよ」と思っていたのかな?

・・・昔に想いを馳せながら、さらに上へ。「ここまではそんなに大したことないじゃん」と思ったが・・・


・・・段々と坂の本性が露わに。「なんだか足の角度が直角になっていく気がする」

「うう・・・神社はまだか」と思い、ふと顔を上げると・・・

(結構)はるか彼方に神社の鳥居が!


ますます坂が険しくなり、「・・・もう引き返そうか」と一瞬立ち止まる。が、ここまで来たからには「行くしかない!」

パソコンが入ったリュックを背負っているので、気を抜くと後ろに反り返りそうになりながらも上へ。

すると・・・

ついに!「温泉神社」に着いた!!!

看板によると、現在「温泉神社」がある地に小学校があったようだ。その後、移築し現在地へ。建物が完成したのは1990(平成2)年ごろとある。

・・・冬なのに汗ばんで暑い。坂を上り切り、観光案内所の人が「本当に行くんですか」と松宮に決意を問うた、その真意を知った。



神社から海を見下ろす。坂道を上った苦労も帳消しになる


まさに「地元の人しか来ない(ホテルスタッフ談)という「温泉神社」に旅の報告とお参りをする

朝から神社にお参りし、清々しい気持ちに。

携帯で調べてみると、鶴岡市役所に観光客が使用できる無料Wifiがあるようだ。これなら万が一、自分のポケットWifiが使えなくても大丈夫。

ホテル近くのバス停へ。バスで約40分かけ、鶴岡市役所に向かう。車中で「山形ってやっぱり広いんだなあ・・」としみじみ。

鶴岡市役所に着くと、ドキドキしながら自分のポケットWifiをチェックする。

「ああ、お願い!」「アンテナが・・・立ってる!!!」

本当によかった・・・。時刻は13時過ぎ。
19時の締切までは余裕だろう。

早速、記事を書き、ページを作り込んでいく。書くよりも、画像を入れ込むのが結構手間だ。さくさく進むと思いきや、2時間が経過し、15時に。それでも市役所が閉まる17時には余裕で終わるはず!

と、思いきや・・・

「!!!!!」


パソコンの電源残り使用時間があと30分?!

ウソでしょ?充電したのに!!!

ともあれ、「仕事はまったなし」

緊急にコンセントが使えるところに移動し、仕事を終わらせるしかない。携帯で「電源 コンセント カフェ」で調べると、エスモールというところのドトールがヒット。徒歩だと25分かかるようだ。一刻を争うためタクシーを呼び、5分ほどでエスモールへ。
ドトールに行くと・・・

電源が・・・コンセントがない!!!

ドトールは2カ所あったので、急いでどちらも行ってみたが「ない」。
・・・あれはニセ情報だったのか?!
いや、たんに「カフェ」ということで登場しただけという可能性が大だ。

「そうだ。スタバなら電源&コンセントがあるはず!」と、携帯で検索。期待に胸を膨らませながら、エスモールから徒歩10分ほどのスタバへが、しかし!

まさかの電源&コンセントなし!

そうこうしているうちに、時刻は16時半。締切まではあと2時間半に。刻々と締切が迫る。呆然とするが、仕方ない。



再び携帯で“電源カフェ”を検索すると、約徒歩30分のところにガストがあると判明

30分か。。。また電源&コンセントがなかったらどうしよう・・・。

すでに辺りは日が落ち、運の悪いことに雨が降ってきた

しかも、さらにダメ押しで携帯の電源が残りわずかに!急いでリュックの中を探すが、やはり充電器はない(忘れた)。

携帯の充電がなくなったらタクシーも呼べない!そうしたら・・・山形で遭難するかも?!

どうしよう!どうしよう?!どうしよう・・・

「とにかくガストにかけるしかない」と決意し、雨の中歩く松宮。・・・ああ、なぜ雨が降ると不安になるんだろう?骨が1本折れてはいるが、折りたたみの傘があるだけましかもしれないと思い直す。寒くないのもありがたい。

とはいえ、辺りには誰もいない。暗闇&雨の中をひたすら歩くが、なかなかたどり着かず、心が折れそうになる。携帯ではあと15分って言ってるけど、本当に着くのかな・・・・?1人で歩いていると、疑心暗鬼になってくる

すると・・・「あ、あれは?!」

途中でマックを発見!店内に入り、ダメ元で「電源&コンセントがあるか」と尋ねると、笑顔で「ありますよ」と高校生ぐらいのお姉さんが答えてくれる。・・・ああ、天使よ・・・

ホットコーヒーを買い、電源が使える席へ。時刻は17時半。あと1時間半で仕事を終わらせなければ!

その後、ひたすら仕事に集中しようとするが、ジリジリと時間が過ぎていく。「あともう少し!あともう少し!!」
「お願い、間に合って!!!」

・・・時間と戦いながら、締切ギリギリで仕事が完了!充電が切れそうな携帯で「大丈夫かな」と思いながら、タクシー会社に電話し、送迎を依頼。

結局、迷って1時間ほどさまよい歩いたが「締切に間に合った」という、よくわからない充実感でいっぱいの1日だった。










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松宮史佳について

「食べる」「飲む」「踊る」のが好きな本能のままに生きるライター。翻訳業などを経て偶然パーティーで雑誌編集長に出会い、フリーライターの道へ。       

グルメ系から美容、医療などのインタビューから夜の街まで数千件を取材し、経験を積む。

2018年、80歳以上で現役のカッコイイ人々を取材するサイト「Rockな人々」https://hirock1117.wixsite.com/japaneserockpeople/blog/untitledをオープンした。
2020年は新しい企画を考案する予定。              

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