田名網敬一,インタビュー,松宮史佳,はまれぽ,「Rockな人々」,ロックな人々,ロック,

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2015.04.13

「ええ~!!!」と思った出来事

日常では「ウソでしょ!?」というような出来事に遭遇することがある。

・地下鉄に乗ったら“若い男性が体を二つ折りにし、鞄を枕にして熟睡”していた!!!「お疲れなのね・・・」と呟いた。

・松宮に「無理してもいいコト1個もないですよ~」と教えてくれた校正のプロ(無理をした挙句、2週間何も食べずに検査入院した経験アリ)。「松宮さん、(某アーティストの)☆☆に似てる~!」と編集のプロに言われたが、“どこをどうみても似ていない”。マスクをして目しか見えていないからか?」とも思ったが、それにしても共通点がなさすぎる(マスカラくらい?)。「おかしいなあ」と思っていると、別の日に校正のプロが「私、目が0.1ですっごく悪いんですよ~」と発言。しかも仕事中でも「コンタクトをしていない」らしい。思わず「だからか」と納得した。

・3月末。母の誕生日なので実家に電話。「体調がイマイチなのでこれから湯治に行く」と告げると「お母さんも行きたいわ~!」と思わぬひと言。「ええっ!」と思い、「でも一緒に行くとくつろげないから・・・」と松宮がはっきり言うと、母は「あ、そうか」と素直に納得。妙な素直さにちょっと笑ってしまった。

・最近体のためにひたすら自炊をしている松宮。ひよこ豆・まいたけ・にんじん・たまねぎ・大好物のかぼちゃなどを入れ、「野菜カレー」を作ることに。レンジ済みだが、“まだかたいかぼちゃ”を切っていると段々面倒になり、1/4個すべて投入。すると、ぼちゃの存在感がハンパなく「野菜カレー」というよりも「かぼちゃのカレー風味煮」に。しかし、「これはカレーじゃない。かぼちゃのカレー風味になんだ」と思うと違和感がなく、おいしく食べられた。

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2015.04.09

強烈☆ラジウム温泉に入浴!!!

「不老閣」には内湯が2つ、岩風呂は1つあり、源泉はすべて“天然かけ流し”。内湯は男女日替わり、入浴時間は7時から22時まで。「宿から歩いて5分ほど」という岩風呂は男女入れ替え制。入浴時間は7時から17時頃まで。

フロントに行き、「岩風呂」について尋ねることに。すると、ロビーには「ガンの数値が下がった」「体調が回復した」等、手書きの「お客様の声」があり、思わず読み込んでしまう。「岩風呂」のラジウム温泉は“超強力”らしく入るのは1日1回を勧めている」そうだ。ラジウム温泉の入り方を尋ねると、「回数は3回ほどまで」「合わない方もいるので体調を見ながらがよい」と男性スタッフの方が丁寧に教えてくれる。そして「こちらにも詳しく書いてありますので」とパンフレットを渡す男性スタッフの方。

よどみない説明に「すごいわ・・・この知識」「ここは宿っていうより“健康合宿所”または“療養所”みたい・・・」と思っていると・・・

ああっ!!!

“健康道場”って書いてある!!!しかも・・・「天然ラジウム恩泉 入門書」とも!!!

随所にちりばめられたこだわりがハンパない。

パンフレットに「過ごし方」の指南が!!!

・・・思わずパンフレットを熟読。このマニアックな感じがステキ。

パンフレットによると「ラジウム温泉」には微量の放射線が含まれているそうだ。放射線が微量であれば体内の細胞を刺激し、免疫機能が向上するらしい。

と、ここで岩風呂の時間(女性のみ)になったので外へ。

「この上」ってどの辺にあるのだろうか・・・

体力が回復していない松宮。超不安になる。が、行くしかない!

ええっーーーー!!!これを上るの?!

“微熱アリはあるが体力はなし”しかもここは標高1000メートル。これは・・・かなりキツイ。しかし・・・ここまで来て戻るわけにはいかない。なんとしても「岩風呂」に入るのだ!ひたすら進むのみ!

だが段々斜面は急になる。「もうダメか・・・」と思ったその時!!!

手描きのかわいらしいイラストに心がほっこり

ついに・・・「上り切った!!!」

あ、あれ!?「岩風呂」がない!?

「岩風呂はどこ?」と探していると・・・

遙かかなたに「あった・・・」

と、とおい・・・。本気で膝から崩れ落ちそうに。しかし「岩風呂」は見えているのだ!黙々と「岩風呂」を目指して歩く。

ついに・・・ついた・・・(涙)

「座って休みたい」と思うが、ガマンして速攻温泉へ。中には数人の先客がいる。平均年齢は65歳ほど。

まず体を流し、「上がり湯」という温かい湯船に5~10分入る.そして体が温まったところで「岩風呂(ラジウム温泉)」へ3~10分ほど。これを3回繰り返す。

「上がり湯(以下、パンフより)」

上がり湯には3名が入浴している。「「上がり湯」は二枠あり、結構広い。しかし、足幅ほどの木製のふたを3つだけ開け、まるで電車の座席に座るような距離感で入っているのだ!「広々としているのに・・・」と疑問を持つ。が、“使わない所を開けると湯が冷めてしまうから”かもしれない。とにかく「ここのルールなのだろう」と悟る。

隣にいる50代半ばほどの女性に聞いたところ、「冷泉のラジウム温泉に入り過ぎ、低体温になって倒れる人が続出している」らしい。「そうなんですね・・・」と呟くと、「気をつけ召されよ!とひと言。「武士か?!」とツッコみそうになる。

上がり湯は41℃で結構熱め。アツくなってきたので「岩風呂」に入ることに。しかし「上がり湯」から「岩風呂は見えない」。タオルが敷かれた廊下を30メートルほど歩いた所にあるらしい。「一体どうなっているんだろう」と思いつつ歩いていると、真新しいロッジ風の空間に仏壇が”!!!「え・・・ここは一体?」茫然としていると、一番奥に「岩風呂があった!!!」「岩風呂」の近くには榊が飾ってあり、神聖且つ荘厳な雰囲気が漂っている。

妙に神聖な雰囲気を醸し出している「岩風呂」

早速「岩風呂」に行き、手を浸してみると・・・「!!!!!!!」

な、なにこれ!?こ、これは“真水”の冷たさでは?いや違う。


これは・・・“雪解けの滝(勝手に妄想)”。

・・腕を体の前で組み、体を防御。覚悟を決め、滝レベル?の冷たさのラジウム温泉へと入っていく。しかし、あまりの冷たさのため肩まで浸かるのに5分ほどかかるのだ!

くっ・・・これはまさに修業一体誰が最初に「ラジウム温泉」に入ろうと思ったのだろうか?

ラジウム温泉はなぜ冷たいのか?その理由は「ラジウムから放出されるラドン(気体)は地下水の温度が冷たいほど容易に溶け込むから」だそう。ラドンは免疫機能を刺激し、請われた細胞の再生を促す働きを持つ。

つまり「低温度=ラドン含有率が多い」

肩まで浸かると心に余裕ができたせいか、音楽が耳に入ってくる。・・・これは・・・カフェで流れていそうな、ムーディーな「オーバーザ・レインボー!!!」

ゴツゴツとした、歴史ある「岩風呂」&ロッジ風空間。そして右手には仏壇。バックミュージックはムーディーな「オーバーザ・レインボー」。ここは古いものと新しいもの、和洋が混在する不思議な空間。入るのにツラい「岩風呂」だが、一度入ると「妙になじんでしまう」。

頑張って10分近く入っていると・・・「手のひら(両方)がピリピリする!!!」なにこれ?!この“ピリピリ感、すごい”。“ピリピリ感”が限界になり、再び「上がり湯」へ。3回繰り返し、最後には「アトム風呂」という冷泉(岩風呂と同じくらい冷たい)を体にかけて上がる。

「岩風呂(ラジウム温泉)」に入った後は体が疲労するため、1時間ほど横になるのが決まり。横になっていると、18時15分=あっという間に夕食の時間に!いそいそと食堂に向かい、夕食を食べる。

夕食は旬の野菜が多く使用されており、とても美味だった(集中して食べたため写真はなし)

早々に就寝し、翌朝。「ラジウム温泉」に入ったせいか、体がスッキリしている。この分だとナゾの不明熱がよくなるかも!この日は12時頃「岩風呂」へ。すると・・・なんと!松宮1人で“貸切状態”。神秘的な「岩風呂」を独り占めするという、超贅沢なひとときを過ごす。

「岩風呂」の後は二度「内風呂(洗い場あり)」へ。ちなみに「内風呂」の「ラジウム温泉(長寿の湯&不老の湯)」は30~33℃で“小学校のプールの授業初日”くらいの冷たさ。なので結構気持ちよく、「苦悶」することはない。

ご飯を食べる⇒90分後に温泉へ⇒1時間横になる・・・・を1日に3回繰り返し、そろそろ寝ることに。ふと加湿器が目に留まる。去年は毎月扁桃炎になり、倒れていたほど喉が弱い松宮。「加湿器つけようかな・・」「でも濡れたタオルをかけてるし、いっか」と就寝。が、これが後々に事件を起こすことになろうとは・・・。

3日目の朝。起床すると・・・あれ?喉がおかしい。痛みはないが、“草木が一本も生えていない砂漠”のような乾燥した感じ。・・・イヤーな予感がする。「温泉に入るのは止めようか・・・」「でもこれで最後だし!」一瞬迷ったが、朝食前に30分ほど温泉へ。

時間がないのを見越して昨夜に清算したため、カギだけフロントに返し、バスに揺られて約1時間。「帰りは電車で帰ろう」と思い、特急に乗っていると、誰からか電話が!「誰だろう」と思って出ると・・・なんと!「不老閣です」との答え!!!どうやら松宮はシルバーの靴下を忘れたらしい。部屋を出る時に「忘れ物はないか」確認したのに。やはり「まだ頭が回復していない」のだ。「郵便で送る」と言うスタッフの方に「すいません・・・」と謝る松宮。はずかしすぎる。

その後、37.5℃まで熱が上昇。喉の乾燥感はなくなったが、気管支の辺りに炎症を感じるように。

今は37℃1分(写真がボケている)

松宮は喉になにかあると“瞬殺”なんだな・・・と今さらながらに気づく。

最後に油断したためカゼを引いてしまったが、「ラジウム温泉」はおもしろい体験だった。入るとぐったりするのだが、翌朝には“パワーが増大”している感じ。去年は喉カゼを引くと半月以上体調が悪かったが、1週間でよくなってきた。「ラジウム温泉」のおかげで免疫機能が少しアップしたのかもしれない。ただ、「ラジウム温泉」は強烈なので合わない人もいるだろう。

松宮には「ラジウム温泉」が合っていたので、今度は1週間くらい滞在できたらいいなあ。

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2015.04.07

湯治初体験!超不思議な「ラジウム温泉」へ

最近知り合った友人・キューティーさん(男性・デザインがかわいらしいので命名)より「体調が悪いなら行ってみて!」と「ラジウム温泉」をオススメされた松宮。キューティーさん曰く、「数年前、肝臓を壊したけど、ラジウム温泉に何度か行ったら回復した」とのこと。「行きたいけど・・・遠いんじゃない?」とキューティーさんに言うと「大丈夫!電車でも行けるから!」との答え。ちなみにキューティーさんが宿泊したのは「不老閣」と言い、ガン患者や手術をした方などが来るような所らしい。

ラジウム温泉のことを聞いたのは縁かも・・・」と思い、翌日の朝「不老閣」に速攻電話「明日空いてますか」と聞くが、さすがに“無理(当たり前)”。なんとか3月31日から2泊3日で予約する。

そこからバタバタと宿へのアクセスを調べ、高速バスを予約。「迷わず行けるかな・・・」と思いながらもあっという間に当日へ!松宮宅から電車で新宿に向かう。そこから高速バスに乗り、甲府駅へ。そして再び電車で韮崎駅に到着。すでに2時間以上が経過。・・・松宮、この時点で「かなりぐったり」

でも韮崎駅前の桜に癒されて“ちょっと復活”

・・・しかし、ここから「不老閣」までは「バスに乗り約1時間」。

体の芯からぐったり”な松宮。ものすごく眠いのだが、「乗り過ごしたらとんでもない所に辿り着いてしまうのでは?」という恐怖のため一睡もできず。睡魔と闘いながらキューティーさん、遠いよ・・・」と心の中で呟く。しかし、「不老閣」があるのは終点の「増富温泉」

「寝ても誰かに起こしてもらえたはず」と降りる時に気づく。

新宿から約4時間半、ついに「不老閣」に到着!(乗り換え時間に余裕を取ったため、本来はもう少し早く到着するはず)

「不老閣」が所在する増富温泉郷は昭和40年に環境省より「国民保養温泉地」として認定されたという、由緒ある場所。ちなみに松宮が宿泊する「不老閣」は創業102年という歴史があるようだ。

チェックインし、2階の部屋へと向かう。・・・朱色の階段を上りながら「竜宮城」を思い出す松宮。

部屋は純和風!

室内には“こたつ・テレビ・加湿器”など。かなりシンプルな感じ。だが、湯治が目的なので全然OK!

ここで部屋の奥に行き、窓を開けると・・・

「おお~!!!」

部屋の真下には川が!!!

・・・部屋にいると、川のせせらぎの音が聞こえて心が和む。「まさにこれこそが湯治」という雰囲気!!!1人で当時気分を満喫する。

こたつの上にはなにやら“液体”が入った容器が!・・・これは「お酒???」

残念ながら?「源泉」だった・・・(お酒でも今は飲めないけど)

どんな味がするんだろう?早速源泉をとっくりに入れ、まずはにおいを嗅ぐ

・・・これは!!!


なんか、“鉛っぽいにおい”がする。・・・勇気を出してひと口飲んでみると・・・

「ううっ・・・」

砂糖を入れずにつくった「三ツ矢サイダー」に塩を入れ、1日熟成したような味。

・・・飲み込む瞬間、舌にピリっとした感覚が残る(←この部分が三ツ矢サイダー)。

「確かキューティーさんが源泉は飲んだ方がイイって言ってたような・・・」「良薬は口に苦し」と思って飲むしかない。


強烈な源泉の味との戦いを終えた松宮。いよいよウワサの「ラジウム温泉」へ!(以下、続く)

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松宮史佳について

「食べる」「飲む」「踊る」のが好きな本能のままに生きるライター。翻訳業などを経て偶然パーティーで雑誌編集長に出会い、フリーライターの道へ。       

グルメ系から美容、医療などのインタビューから夜の街まで数千件を取材し、経験を積む。

2018年、80歳以上で現役のカッコイイ人々を取材するサイト「Rockな人々」https://hirock1117.wixsite.com/japaneserockpeople/blog/untitledをオープンした。
2020年は新しい企画を考案する予定。              

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