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2015.02.11
本当にあった怖い話
体調が回復しないため、年末に実家へ帰った時のこと。遊びに来ていた介護職に就いている親戚(仮名:ハナ=よく話すので命名)から聞いた“リアルにあった恐い話”。
ハナは首都圏の某所で“夜勤アリ”の介護職についている。現場は常に人が足りないらしく、休みが少ないなど勤務は「とても過酷」だそう。ハナが勤務しているのは「かなり高級なホーム(種別は聞かなかった)」らしい(でもスタッフの給料はとっても薄給 byハナ)。
入居するには月額30万以上かかるだけあって「利用者さんは元大学教授とかデザイナーなどお金持ちの方が多い」そうだ。つまり利用者の方(もしくはご家族)は裕福な方が多い。しかしその家族はさまざま。「頻繁に面会に来る」というご家族もいるし、逆に「まったく来ない人もいる」とハナ。
利用者の方も「多種多様」。食事や入浴などすべての介助が必要な方から一部必要な方まで。また、認知症の方もいればそうでない方もいる(byハナ)。認知症の方も症状はさまざまで「○○さんが財布を盗った!」と何度も訴える方もいれば「(食事を目の前にして)これ、お父さんに取っておいてあげるの!」と言うかわいらしい方もそうだ。「そう言う時なんていうの?」と松宮が言うと、「大丈夫ですよ!(お父さんのはあるので)食べてください」と毎回言うらしい。この“毎回”という言葉に「同じことが日常的に何度も繰り返されている」というのが表れている。
お金持ちでも、またそうでなくとも「人生よくも悪くもどうなるかわからない」「だから好きなことをやった方がいい」という結論に達したらしい。
「夜勤は恐くないの?」と聞くと・・・「最近恐いことがあった」とハナ。「何?!」と尋ねると・・・淡々とハナが話始める。
深夜のホーム。やはり中には眠れない方もいるとか。(認知症の方など)声を荒げる方も。それは認知症なので仕方がないのだが、周囲の方は眠れない。なので、「他の方から毎回コールがあった」そう。
だが、次第に「(声を荒げる方は)おとなしくなってきた」とハナ。「どうして?」と松宮。ハナによると、「医師が精神安定剤か何かわからないが薬を投与した」とのこと。認知症にはかかっていたものの、「元気だったのに・・・段々言葉を発しなくなって」
「最後には・・・ワンって言ったんだよ!」思わず「ワ、ワン?」と驚く松宮。
「だから薬、とくに精神系の薬は恐いよ!」と語るハナ。
・・・松宮がこの話を聞いて思ったのは・・・
松宮も頭痛薬は使用することもあるし、「薬はすべて悪」とはまったく思わない。「でも精神系の薬は特に恐い」「薬を出す側のモラルも問われる」「声を荒げる人がいたら大変だから強い薬が出されたのか」「でもどこまで強い薬を出していいのか」ということ。
考えてみれば当然かもしれないが、「薬には人が言葉を発せられなくなるような力があるのか」と恐くなった。
コメント
アンビリーバボー!?・・・・怖い話です。
“夜勤アリ”のホームに勤務される介護職の方々は強靭な体力に加へ物心ともにタフでなければとうてい勤まりませんね。
- Tocky
- 2015.02.13 18:26
いつもあざっす!さん
そうですよねー。特に精神的に追い詰められていたら・・・治りたい一心で薬を飲みますよね。
小児科では強い薬を出さないんですね。やっぱり。。。
- 松宮史佳
- 2015.02.13 08:58
確かに。
良くも悪くも薬って使いますもんね。
医者から処方された薬だったら、何の疑いもなく、自分の体に合ってる物だと思って飲んでしまうもんな。
僕の奥さんは小児科に勤めてますけど、強い薬は滅多に出さないって言ってましたね。
精神的な薬だとそうもいかないのかな。
- いつもあざっす!
- 2015.02.12 21:10
狐さん
薬も表裏一体ですよね。その後いろいろと調べたんですが、精神系の薬を常用していると、どんどん効かなくなって強い薬を・・・・というパターンが多いみたいです。。。
- 松宮史佳
- 2015.02.12 09:06
腐敗と発酵は同じ変化をマイナスプラスとしてるだけのように、薬と毒は同じコインの裏表ですね。
精神系の薬は辞めどきがないので、怖いですね。
- 狐
- 2015.02.11 23:03
Tockyさん
夜勤アリの介護職とってもタフだと思います。「大変なのでスタッフがすぐに辞めてしまう」とハナが言っていました。「身体的&精神的に強くないとやっていけない」とも言っていましたよ。